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ドキッ☆男だらけのおホモ学園
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ボンゴレ学園の三凶頭、もとい、三人の教頭のひとりである雲雀恭弥は
今日も猫のようにしなやかな足運びで廊下を歩いている。
「ひ、雲雀教頭・・・!」
綱吉は怖いのを必死で堪えて雲雀に声を掛けた。
何だい、と何事もないように振り返った雲雀に綱吉はごくりと息を飲んでから思い切って言葉を続けた。
「あ、あの・・・!生徒を・・・絨毯替わりにするのは・・・その、」
ああ、と今気付いたような声で言って目線を下げたそこには生徒が倒れ込むようにして並んでいる。
さながらレッドカーペットのように。
「勘違いしないでくれる?僕は強制はしてないよ。」
言ってる傍から歩いて来た生徒が雲雀を見ると、条件反射のように廊下に突っ伏しカーペットになった。
綱吉はううと言葉を詰まらせる。
確かに「今は」強制はしていないが、以前に与えた恐怖とか恐怖とか恐怖で
生徒は雲雀を見ると条件反射でカーペットになりたくなるのだろう。
雲雀は何も言わない綱吉を置いて優雅な足取りで人間カーペットの上を歩いて行った。
(俺は無力だ)
遠い目でふふと笑う綱吉の肩を力強く叩く人がいて、綱吉はぎゃあと叫び声を上げそうになった。
ばくばくする心臓を押さえてぎこちなく振り返ると、そこにはボンゴレ学園の三凶頭、もとい、三人の教頭の一人であるリボーンが帽子の影で不敵に笑んでいた。
「いいかツナ。ドMは社会に出てから強えんだ。」
「な・・・っえ!?」
「逆境が気持ちイイなら社会の荒波に揉まれてもめげねぇ!」
言って自分も人間カーペットを踏みながら歩いて行った。
確かに逆境に強い方がいいと思うが、果たしてこのやり方でいいのかどうかは綱吉には分からない。
考えても分からないからちょっと涙目になりながら、綱吉はカーペット、もとい生徒たちを抱え起こして周った。
校門の方からカスと言う声と共にガラスの割れるような音がした。
ザンザス教頭が、校門に設えた椅子に座りテーブルに足を乗せてワインを飲みながら
御自ら生徒たちの服装チェックをしている。
きっちり着ていても危ないことがある。そんな時もある。
銃声と予鈴が鳴る中、綱吉は涙目になった。